豊島区東池袋の歯科/インプラント・入れ歯・ホワイトニング・金属を使わない白い歯に

歯は削ると悪くなる

歯は削ると悪くなる

歯を削ると悪くなります。一度も削られなかった歯のほうが長持ちします。

 こう書くと皆さんはどう思われますか?

 これから、書くことはある意味ショッキングな記述になるかもしれません。
 今までの、歯科治療というものを否定することになり、歯科医である自分自身が今まで行ってきた歯科治療も否定してしまうことにもなるからです。

 歯医者の仕事のほとんど、80~90パーセントは、過去に治療した歯の治療のやり直しなのです。
 そして、どんなに上手く治療したとしても、やり直すたびに歯が生き残っていくための条件がドンドン悪くなっていくのです。
 正直な話、一度も削られなかった歯のほうが長持ちしているのです。

早く治療した歯から喪失していきます。

 やむなく抜くことになった歯に思いをめぐらせると、ある共通点があることに気付きます。
 それは、若いときに受けた治療歯ほど早く喪失する、ということです。 
 永久歯がはえてきてそれほど時間が経っていない時に治療した歯から、失うことになるのです。

 今までの歯科治療は早期発見、早期治療でした。
 特に学校検診で、むし歯や怪しいところがあると治療勧告を受けます。
 学校も親も早く治療しないと悪くなると考えて、また歯科医も治療を勧めます。

 そして早く治療した歯ほど、数年ごとに問題が生じます。銀歯の脱離、さらに神経を取られ、あげくに抜歯されるという経過をたどることになります。
歯の一生

歯を削ってしまったばかりに・・・

  • 6歳・・・6歳臼歯がはえてきました。
  • 7歳・・・ちょっとむし歯になってしまいました。これくらいのむし歯なら、削らないで経過観察です。
  • 15歳・・・歯医者に行きました。金属のつめものを入れられてしまいました。
  • 25歳・・・その金属も接着剤(セメントといいます)でくっつけられていますが、7~8年するとそのセメント(接着剤)も溶解していきます。
     すると、金属と歯との間に唾液が入り込み、むし歯菌も住み着いてむし歯になります。そして、外れます。外れると「むし歯になってますね」と歯医者に言われ「作り直しましょう」と大きめに削られて、大きめのつめものを入れられます。
  • 35歳・・・10年するとまた同様なことが生じ、外れます。その時は痛みも出現します。むし歯が神経に近づいているため「神経をとりましょう」と言われ神経の治療をされ、銀歯が被せられます。
  • 50歳・・・神経を取った歯は、15年くらいすると、根の治療がこじれて悪化したり(根尖性歯周炎)、根が折れてしまったり(歯根破折)して抜くことになってしまいます。

 皆さんご自分のお口の中をご覧ください。銀歯や金歯やプラスチックがたくさんありませんか?

 外国では、『口の中に銀歯がたくさんあるのが日本人』と言われているようです。

 いままで、痛い思いをして歯医者に通った結果です。
「だってみんなそうだもの」
「痛くなって歯医者に行った結果だから、そうなって当然だろ」
などと考えずに、どうしてそうなってしまったか?
その原因を考えてみましょう。

痛くなって歯医者に行った、その結果、銀歯だらけになった。

 ここに、日本の歯科医療の最大の問題点があるのです。

治療中心の日本の歯科治療

 日本の歯科治療の考え方が、治療中心だからです。
 私たち歯科医師は、歯科大学で歯の削り方、抜き方を徹底的に教わりました。
 そして、歯科業界の雑誌の特集もほとんどが治療内容についてくわしく特集されています。
 ですが、「むし歯にならないようにするにはどうすればいいか?」などの大学での講義や雑誌の特集はごくわずかです。

 その結果、歯医者は歯を削る職業になってしまいました。
 日本の保険制度では、歯を削らないとお金に結びつかないのです。
 たくさん削らないと収入に結びつかないのです。
 ですから歯医者は、小さなむし歯でも大きく削って銀色の詰め物を入れたがるのです。

 なぜ、むし歯になったかを明らかにせず、むし歯にならないようにするにはどうすれば良いかも、患者さんに教えもせず。

 逆にむし歯にならないと収入にならないので、かえって意図して指導しなかったのでは・・・と疑われてしまいそうですが、日本の保険制度では、患者さんに指導しても、その指導に対する報酬はスズメの涙ほどしかありません。
 つまり、予防処置には報酬がほとんどもらえないのです。

 そのため、患者さんは予防という概念がないため、むし歯にならないと歯医者に行かず、歯医者は歯を削りたがるというシステムができてしまったのです。
 これが、日本の歯科医療の現実です。

 ここまで読まれると、あなたはどう思われますか?
 今までの歯科治療ってなんだったのか?

 現在、歯科医院の数は全国で68,000件あります。これだけたくさんあると、患者さんは痛くなったらいつでも、患者さんの都合がいい時間に診てもらえる歯科医院に飛び込みます。

 そこでは経営のために(なにせ68,000件もあるのですから・・・)早期発見、早期治療を勧め、削ります。患者さんは仕事優先で、歯科はいつでも開いている、歯科は痛いときにかかればいいという意識がますます上がります。

 そのような治療を受けて、その歯が一生持つと思いますか?

正直に言うと歯を削りたくないのです。

 ごめんなさい。白状すると、私も予防をおろそかにした、治療中心の歯医者でした。「むし歯ですね。」と言ってせっせとむし歯を削り「また悪くなったら来て下さい。」などと言っていました。
 歯医者はそれが、当たり前だと思っていました。
 ある時、ある先生の講習会を受講して、『真に患者さんのためを思うなら治療よりも予防の方がが重要なんだ。』『歯科衛生士は歯を守っているけど、歯医者は結果的には歯を破壊しているのだ。』というお話を聞いて大変ショックを受けました。

 そして考え方を変えました。「これからはなるべく歯を削らないようにしよう。」
 患者さんが、むし歯にならないよう、歯周病にならないような、予防型歯科医院を目指そう。

 本当の予防型歯科医院では、ほとんど歯を削りません。
 痛くなく、かえってクリーニングしてもらって気持ちよくなった。また行きたい。行くのが楽しい。定期的に通っているうちに健康になった。そんな歯科医院にしたいのです。

 患者さんには、自分の歯を一生使っていただき、がんばって守っていこうという意識を持っていただきたいのです。
 そのためには、定期的にメインテナンスを受けてください。
 3ヵ月でも6か月でも良いのです。定期的にメインテナンスを受けることでむし歯も歯周病も回避できるのです。

 歯は削っても、削る前の歯より良い状態にはなりません。
 だから、私は歯を削りたくない。むし歯にならないように、歯周病が悪化しないように、口の中が悪くならないように、できれば金属なんか入ってない真っ白な歯にするお手伝いをしたいと考えているのです。

a:28138 t:2 y:33

powered by QHM 6.0.1 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional